私は会社員をしていて、普通に暮らしていました。
そんなある日、地方への転勤によって片道2時間半ほどの道のりを、自宅から通勤するようになった事から始まります。
よくあるはなし
通勤時間が長いという線引きはどのあたりなんでしょう。
私は往復で5時間ほどの通勤時間でしたが、想像以上に大変でした。
最初は一時的な応援の形だったのですが、よくあるはなしでそのまま本決まりになりました。
同じ職場で働く方々の通勤時間は、片道1時間以内の方がほとんどで、同じように働いていても、疲れ方が全く違っていました。
「泉さんが家に着く頃には、ご飯もお風呂も終わってゆっくりくつろいでる」なんて言われてました。
うつ病かも知れないとノイローゼ気味になった話
家に帰っても何もする気がなくなり、寝るために家へ帰るような感じになりました。
次第にその疲れはイライラへと変わり始めて、そのイライラが持続する時間がどんどんと増していきました。
そんなイライラのオーラに包まれた私が出社すると、その場の空気がピンと張り詰めるような感じになりました。
とにかく毎日イライラする理由を探して、ずっとイライラし続けている・・ノイローゼ?・・そんな感じでした。
そして次第に人と話す時には、攻撃的な口調になる事が多くなり、口出しされる事を許さない感じになりました。
こうして書いていると、「本当に嫌な奴」ですよね。
もちろん今はそうではありませんので、安心してください。^^
あくまでも、過去にこういう感じだったという事ですよ。
それでは、続けます。
そんなノイローゼ気味な人には、できる限り関わりたくないという思いからか、話しかける人はほとんどいなくなりました。
そんな状況でしたので、孤立していくのに、そう時間はかかりませんでした。
そうすると社内にいるのが辛くなりますので、出勤後はすぐに外出していました。
外出して一人になると、「なんでこんな事になってしまったんやろ」と自己嫌悪になりました。
これを毎日繰り返していると、次第に体がおかしくなってきました。
その頃は社有車を運転していたのですが、注意力が散漫になってしまい、道路標識を見落として違反切符を切られる事もありました。
忘れ物をしたり、ミスする事も多くなり、仕事のスピードがダウンしました。
そうなると、仕事をする自信が次第に失われ、ノイローゼ気味になりました。
寝付きは悪くなり、眠れないまま朝を迎える事が多くなりました。
寝れた時でも夜中に目が覚めてしまい、そのまま外が明るくなってくるようなパターンが多かったです。
食欲もなかったので、ほとんど食べなくなりました。
そのためか、みるみる痩せてしまい、ズボンがブカブカになりました。
そんな様子を見た、親しい仕事仲間に、「なんか、体の調子が悪いんちゃう?」とか、「うつ病ちゃうか?」とか言われるようになりました。
何度か言われ続けるうちに、もしかしたら「うつ病」かもしれないと不安な気持ちが次第に大きくなり始めました。