うつ病かも知れないという不安感が消えない

クリニックで薬を処方してもらったあと、「簡単に薬が処方されるんもんやなぁ」なんて思っていました。

それだけ同じような症状で受診される方が多くいらっしゃるのかもしれません。

でも病状についての不安感は消えていませんでした。

うつ病の不安感と薬の量

先生が薬を決められた時に、「薬が効いてくるのにしばらく時間がかかります」というお話をされていましたので、「早く良くなるといいなあ」と思いながら薬を飲み始めました。

そして、「やっぱりうつ病かも知れない」という不安感は消えていませんでした。

薬を飲み始めて、一番初めに起こったのは、ちょっとふらふらするような症状でした。

ふらふらの症状については嫌な感じがして、薬を続けるのが辛くなりましたが、夜の寝付きと食欲については少し改善した感じがしました。

でも、ふらふらの症状についてはどうする事も出来ないので、先生に相談したところ「薬の量を少なくする」という事になりました。

この時は、薬の量が少なくても大丈夫なら「すぐに治るだろう」と、安易に考えていました。

薬はすぐに慣れる

先生に相談した時に話されていた「最初はきついけど、すぐに慣れますよ」と言っていた言葉が、少し気になりました。

そして、その言葉を裏付けるかのように、次第に薬の効き目が弱くなっていきました。

受診時に体の具合を尋ねられた時にその事を伝えると、薬の量がどんどんと増えていきました。

当時のその状況を振り返ると、体に起こった全ての症状を薬でなんとかしようと考えていたのかも知れません。

薬を飲めば治るものと思っていましたので。

そして、薬を飲めば治ると思っていたのと逆の状態になり、症状はどんどんと悪化していきましたので、不安な気持ちも増していきました。

お医者さんで初めて診てもらってから、およそ一か月が過ぎようとしていた頃のお話しでした。

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