うつ病の治療に専念するために休職する事を決意

その頃は、会社で仕事をしながらうつ病の薬を飲んで治療を続けていました。

しかし、仕事をしながらうつ病の治療を続けることは難しくなってきました。

仕事とうつ病治療の両立が困難な理由

仕事を続けながらうつ病の治療を続けるのが困難だと思う一番の理由は、寝つきが悪いのを改善するために飲んでいた、睡眠薬の効果を調整するのが難しかった為です。

この睡眠薬は色々と種類を変えてみましたが、効果が無さすぎたりするものや、起きてからも効果を引きずるものなど、いろいろありました。

たとえ同じ睡眠薬でもその効き目が人により様々で、実際に色々な睡眠薬を試しながら最適な睡眠薬を探すそうです。

おそらく睡眠薬を使われる方は同じだと思いますが、私の場合は「早く眠らせる薬」と「眠りを持続させる薬」の2種類の薬を使って、睡眠時間をコントロールする方法でした。

それで8時間ほどの睡眠時間になるように調整していると先生から言われていました。

しかしそれは私の場合には、仕事をしながらだとなかなか叶えるのが難しかったです。

一日がすべて思い通りに進んだと仮定すると

往復の通勤時間 5時間
仕事と昼食時間 9時間
睡眠時間 8時間
身支度
朝食・夕食
お風呂など
2時間

こんな感じになりますが、それでもギリギリな感じです。

まず毎日仕事が定時で終わるなんて有り得ないですし、早出残業もありました。

そうすると、削れるところは睡眠時間なのでどんどんと削っていきました。

ところが睡眠時間を短くすると薬の作用が続いているせいで、体がなかなか言う事をきいてくれません。

結構フラフラになりながら会社へ通勤していたのを覚えています。

予定通りに行動できない事でもストレスをためてしまい、治療する環境としてはダメな感じです。

まあ自己都合で考えていた予定なんて実現できるはずがありませんし、会社で働く人と同じように働けないというもどかしさもありました。

仕事を辞めるか休職か

結構タイトな感じのスケジュールでしたが、うつ病の治療がなければ回せたかも知れません。

でもうつ病の治療を続ける事を考えると、仕事を辞めるしかないと思いました。

それで色々と情報を集めたのですが、この状況では仕事を辞めてはいけないという情報が大半でした。

そこでもう一度冷静になり、仕事を辞めないで出来る方法を調べました。

その結果、私の勤めていた会社では1年以内であれば、休職後の職場復帰が認められている事がわかりました。

さすがに1年も治療に専念すればうつ病は治るだろうと思い、仕事を休職する事を決意しました。

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